外壁
外壁は住まいを雨や風から守り、外気の影響を受けにくくする役割をしています。
外壁が古くなると、モルタルにひびが入ったり、サイディングのコーキングが劣化したりして、雨水が浸入し、内部構造の劣化につながるおそれがあります。モルタルは定期的にひび割れをチェックし、メンテナンスやリフォームを行うことで住まいを長持ちさせることができます。手軽な方法は塗装で、その際にひび割れを補修します。サイディングは、定期的にコーキングの点検を行い、必要な場合は補修し、色落ちが気になり始めたら塗装をします。
塗り替え
費用が安く、一般に多く行われている方法です。塗る前に点検・補修を行い高圧洗浄し、汚れを落としてから、ひびなどの補修をして、下塗り上塗りを行います。足場を組んで作業するため、屋根の塗り替えも一緒にやることが多いです。
重ね張り
モルタルやサイディングの既存の外壁材の表面に下地材を打って、そこに新しい外壁材を取り付ける方法です。新築同様の美観になりますが、下地が腐食しているときちんと留められないのでチェックが必要となります。
張り替え
既存の外装をはがし、骨組みの状態にして、下地からやり直して新たに外壁材を取り付ける方法となり、老朽化した家でも、外壁の下地から新しくなり、断熱や補強も行えば、構造的にしっかりした家になります。
主な外壁材 には以下のようなものがあります。
モルタル下地塗装仕上げ
モルタルはセメントと砂などを混ぜて水で練ったものです。それを下地として壁に塗り仕上げ材を吹き付けしたり、コテ塗りしたりして仕上げる。仕上げ塗りの種類によって表面の模様が変わりコテ塗りは表情が豊かになります。
サイディング(窯業系)
外壁に張るボード状の材料。主に窯業系と金属系があり、窯業系はセメントと各種繊維を主原料にして、高温・高圧で成形したもので最近では最も主流の製品となります。
表面の加工で、板張り風やレンガ風など、さまざまなデザインが可能で耐久性も高いです。
タイル
粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて成形し高温で焼き上げたものがタイル。モルタルに張り付けて施工するタイプと下地のサイディングに取り付けるタイプがあります。
見た目に重厚感があり、耐久性も非常に高いです。
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